【論文紹介】LieGG: Studying Learned Lie Group Generators
この記事は BrainPad Advent Calender 2022 の2日目の記事となります。
今回もまた社内の論文紹介で話した内容の公開記事です。またまた機械学習と対称性の話ですが、今回はデータを学習させたモデルから対称性を見つけ出す、という取り組みがちょっと興味深く、あまり広く知られていないテーマでもあると思いましたので読んでみました。
- 概要
- リー群と生成子
- リー群
- 生成子
- LieGGのベースとなる考え
- LieGG
- \(\mathbb{R}^2\) に作用する群の生成子
- 対称性バリアンスとバイアス
- 実験
- 人工的なデータから対称性を再現
- Rotation MNIST を使った対称性の再現
- ネットワークの構成と対称性
- 終わりに
Juliaの自動微分パッケージ Zygote の紹介
Zygoteパッケージ
Juliaの数値微分パッケージであるZygoteパッケージを簡単に紹介します。
Julia/Zygoteでは以前取り扱ったPyTorchの自動微分に比べ非常に簡単に少ないコード量で同等のことが実行できます。
PyTorch Tutorials : 60 MINUTE BLITZ/自動微分モジュール
PyTorchをはじめとするニューラルネットワークのライブラリ(のおそらく全て)は自動微分の機能を持ち合わせています。PyTorchも例外ではなく、自動微分モジュール autograd
が存在します。今回のチュートリアルはその autograd
がどのように使われ、どのようなことができるのかに触れ、次記事でニューラルネットワークの学習に進みます。